第25回 NDC公開セミナー報告
10月19日(土)に第25回NDC公開セミナーを開催しました。 5年ぶりの対面でのセミナーの開催でした。 当日は季節外れの真夏日でしたが、盛会のうちに終えることができました。
Aコースでは代表の黒田裕子によるNANDA-I 、NIC、NOCの解説に加え、12月に発刊予定のNANDA-I定義集2024−2026において新たに採択された看護診断ラベルが解説されました。そして、食道がんの放射線治療によって生じた間質性肺炎の患者様にどのように看護診断やNIC、NOCを適用するかについて、アセスメントの実際を示しながら解説が行われました。
参加者の皆さんは熱心に聴講されておられ、セミナーの最後の質疑応答では、現場でのお悩みやご質問に対し、黒田代表とNDCメンバー3名がお答えしました。
Bコース、Cコースでは食道がんの放射線療法後の間質性肺炎の患者様の事例を用いたグループワークが行われました。Bコースは看護診断の選定、Cコースは看護診断、NIC、NOCの検討という内容でした。
両コースとも和気あいあいとした雰囲気ではありましたが、ファシリテーターもたじろぐほどの白熱した議論が展開されました。対面でのディスカッションの大切さを改めて実感する一日でした。
今回のセミナーの開催を通じまして、NANDA-I看護診断を解説するニーズがあることがうかがわれました。そこで、来年3月、新しくなったNANDA-I看護診断2024−2026を解説するセミナーを開催する予定です。
皆様、奮ってご参加いただきますようお願い申し上げます。