公開セミナー

第23回 NDC公開セミナー報告


前日の豪雨と打って変わって、快晴の中、第23回NDC公開セミナーが去る10月25日に開催されました。本年も、黒田裕子代表による講義のAコース、看護診断の特定までのグループワークのBコース、看護診断の特定、成果、介入の選定までのグループワークのCコース、監査に関するDコースの4コースが開催されました。

Aコース
 本年は60名超の方々に参加いただきました。60代、男性、筋委縮性側索硬化症の患者様に対するアセスメント、看護診断の特定、それに対応した成果と介入の選定について、黒田代表が講義形式で解説を行いました。
 今回は、ヘルスプロモーション型看護診断である「自己概念促進準備状態」の事例への適用について詳しく解説がなされました。併せて、事例の家族の将来を見越した看護診断「家族介護者役割緊張リスク状態」の適用とそれに対する成果、介入の特定も解説されました。受講者の皆さんはメモを取る、マーカーを使うなどしながら熱心に講義を聞かれていました。




B・Cコース
 B、Cコースあわせて30名ほどの方々にご参加いただきました。グループワークの冒頭、黒田代表より、難しい印象を受ける「領域6 自己概念」と「領域10 生活原理」に関する講義がありました。領域、類の定義を確認し、具体的に何を表しているのかについて解説がなされました。この講義を受け、Aコースと同じく60代、男性、筋委縮性側索硬化症の患者様の看護診断の特定をBコースにおいて、成果、介入の適用までをCコースにおいて、グループワークが行われました。熱いディスカッションが交わされ、NANDA-I、NIC、NOCの対する参加者の皆様のご理解に一役買えたのではないかと思います。




Dコース
 10名の方々に参加いただきました。昨年に引き続き、1日コースとして開催いたしました。紙面事例を用いて、看護記録の監査の講義とディスカッションがなされました。終始、和気あいあいとした雰囲気の中、熱心に事例に取り組んでおられました。





 

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