第15回 NDC公開セミナー報告
さる10月15日、第15回NDC公開セミナーを日赤看護大学広尾キャンパス(東京都品川区)で開催しました。
今回は、AコースとBコースの2つのコースを設け開催しました。Aコースでは「看護診断に活かすための中範囲理論の理解」と題して中木高夫日赤看護大学教授のご講演と「NANDA-I・NIC・NOCの基礎」と題して黒田裕子NDC代表からの講演が行われました。
中木教授のご講演は、「中範囲理論とは何か」について、その本質部分に迫る内容のご講演でした。黒田代表からは、NANDA-I・NIC・NOC(以下、NNNと略します)の基礎に関する講義、そして、実際にNNNを患者様に適用したときのアセスメント、全体像、看護診断、目標設定、介入計画立案についての講義でした。
講義後も質問をする受講者の方々もおられ、日頃の疑問点の解決の場になったのではないかと思われました。
Bコースでは、急性期事例、慢性期事例、終末期事例、精神科事例の4つの事例についてのグループワークを開催しました。
資料に基づき、事前学習をされた受講者の方々が多く、各事例とも熱気を帯びたディスカッションが行われ、NNNを用いた目標設定、介入計画立案の完成までに至ったグループがほとんどでした。
また、事前の学習課題もあり、アセスメントを行う際の中範囲理論の使用についても理解を深められました。グループワーク中には、中木教授が各部屋にお越しになり、ディスカッションに混じられるという嬉しいサプライズもありました。